連休の疲れが出やすい5月後半から、ジメジメとした梅雨の時期。
朝、お子さんが「学校に行きたくない!」「お着替えしたくない!」と泣いてしまったり、布団から出てこなかったりして、どうしていいか分からなくなる朝はありませんか?
「早くしなさい!」「遅刻しちゃうよ!」
そう言いたくなる気持ち、痛いほどよく分かります。毎日家事に育児に奮闘されているお母さん、お父さん、本当に毎朝お疲れ様です。
実は、朝の「行きたくない」は、単なるわがままや怠けではないことが多くあります。
特に、周りの刺激を敏感に受け取りやすいお子さん(HSC)や、特定の感覚が苦手なお子さんにとって、朝の準備は「大変な作業の連続」なのです。
まぶしい太陽の光、急に体を起こすこと、服のチクチクしたタグ、急かされる声…。これらが一気に押し寄せてくるため、キャパシティを超えてしまって「行きたくない(もう無理!)」というSOSに繋がっているのかもしれません。
そんな朝のパニックを少しでも和らげるために、おうちでできるちょっとした工夫を3つご紹介します。
1. 朝の光や音の刺激を「マイルド」にする
朝起きる時、いきなりカーテンを全開にして明るくしたり、大きな声で起こしたりしていませんか?
敏感なお子さんには、まずはカーテンを少しだけ開けて薄暗い状態からスタートし、小さな優しい声で声をかけるのがおすすめです。「まぶしい」「うるさい」という朝イチの不快感を減らすだけで、スムーズに起きられることがあります。
2. 軽いトントンより、背中を「ギュッ」と圧迫する
パニックになって泣いている時、背中を軽くトントンと叩いて慰めることが多いと思います。しかし、感覚が過敏なお子さんの場合、軽いタッチは逆に「ゾワゾワ」して落ち着かないことがあります。
そんな時は、両手で背中や肩を「ギュッ」と少し強めに圧迫するように触れたり、ハグをしたりしてみてください。体にしっかりとした圧を感じることで、心がフッと落ち着きやすくなります。
3. 「行かないの?」ではなく「疲れちゃったね」の共感から
時間がないとどうしても「どうするの?行くの?行かないの?」と答えを急かしてしまいますよね。
まずは1分だけ時間を止めて、「そっか、今日はなんだか疲れちゃったね」「お家でゆっくりしたかったね」と、お子さんの気持ちをそのまま言葉にしてあげてください。自分のSOSを受け止めてもらえたという安心感が、次の行動へ向かうエネルギーに変わります。
朝の忙しい時間に、すべてを完璧にこなすのは難しいものです。
「今日は靴下が履けたからハナマル!」「ご飯を一口食べられたからOK!」と、親御さんご自身のハードルもグッと下げてみてくださいね。
どうしてもお子さんの様子が気になったり、おうちでの対応に限界を感じたりした時は、いつでも『Temps tendre』にご相談ください。一緒に、お子さんにピッタリのペースを見つけていきましょう!


