​【夏休み明け】朝起きられない・学校に行きたくない…作業療法士が教える「登校しぶり」を防ぐ睡眠リズムの整え方

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2026年8月22日

8月も下旬に入り、いよいよ新学期が近づいてきましたね。

この時期、親御さんから最も多く寄せられるのが**「夏休み中にすっかり昼夜逆転してしまい、来週から朝起きられる気がしない」「学校に行きたくないと言い出さないか不安」**というお悩みです。

​休み明けの「登校しぶり」は、決して本人の怠けや気合の問題ではありません。環境の変化に敏感なお子さんにとって、長期休みでズレてしまった「自律神経」と「睡眠リズム」を元に戻すのは、大人が想像する以上に心身のエネルギーを消耗します。

​今回は、現役の作業療法士の視点から、新学期をスムーズに迎えるために今日からできる「身体からのアプローチ」を3つご紹介します。

​昼夜逆転は「気合」ではなく「感覚」でリセットする

​自律神経を整えるために「早く寝なさい!」と叱っても、脳が興奮していると逆効果です。物理的な「感覚刺激」を使って、脳に朝と夜を教えてあげましょう。

  • 朝は「光」と「匂い」で脳を起こす: まずは決まった時間にカーテンを開け、太陽の光(視覚刺激)を浴びさせましょう。また、朝ごはんの味噌汁やパンの匂い(嗅覚刺激)は、脳を覚醒させる強力なスイッチになります。
  • 夜は「触覚刺激」で安心感を与える: 夜はブルーライトを控え、部屋を薄暗くします。寝つきが悪い時は、背中を一定のリズムで優しくトントンと叩いたり、少し重めの布団を使ったりしてみてください。心地よい「触覚」と「固有受容覚(圧)」の刺激は、副交感神経を優位にして眠りを誘います。
  • 「学校の気配」に少しずつ慣れさせる: いきなり初日からフルパワーで登校するのはハードルが高すぎます。まずは「決まった時間にランドセルを開けてみる」「学校の近くまで一緒に散歩してみる」など、スモールステップで心と体を学校モードに切り替えていきましょう。

​参考になるお役立ちリンク集

  • 【内部リンク:見通しを立てて不安を減らす】 学校への不安が強い場合は、視覚的なスケジュールで「見通し」を作ることが効果的です。こちらの記事も参考にしてみてください。

【夏休みの帰省・旅行】「いつもと違う」が苦手な子をパニックから守る3つの事前準備

  • 【公的情報:厚生労働省の睡眠ガイド】 子どもの健やかな睡眠についての重要性や、自律神経との関わりがまとめられた公的な資料です。 ▶︎ 厚生労働省|未就学児の睡眠指針

​まとめ:最初の1週間は「行けたら100点」

​夏休み明けの目標は「忘れ物をしないこと」でも「元気に挨拶すること」でもありません。**「とりあえず学校の門をくぐれたら100点満点!」**というくらい、ハードルを極限まで下げてあげてください。

​親御さん自身も焦らず、まずは「朝の光を浴びる」という小さなステップから、少しずつ生活リズムを整えていきましょう!